作品の評価と人気

  • コミックスは、初版発行部数300万部【57巻】の日本記録を保持している(史上最多となる6度目の日本記録更新)。これはコミックの日本記録だけでなく、『ハリー・ポッターと不死鳥の騎士団』が持っていた初版発行部数の日本出版記録である290 万部を超え、史上初の300万部の大台に乗る大記録となった。国内累計発行部数は1億8560万部【57巻時点】を超え、『SLAM DUNK』『ドラゴンボール』『こちら葛飾区亀有公園前派出所』などを抜いて日本一売れた漫画となっており、全世界では2億部を超えている。また、史上最速1億冊突破【7年・35巻】も達成している。
  • 年間漫画売り上げランキングでは、連載開始から2年目(1999年)という異例の速さで1位を獲得、そこから史上最多の6年連続1位という快挙を果たした。2005年・2006年は 2位に落ちているものの、2007年からは再び1位に戻っている。
  • 2009 年漫画売り上げランキングの1位となった53巻の初動週間売上(実質4日間の売上)は119.4万部を記録して、『ハリー・ポッターと死の秘宝』の初動119.0万部を約0.4万部上回り、オリコン「本ランキング」歴代最高の初動週間売上となった。また、初版発行部数のコミック日本記録を更新した56巻の初動週間売上(実質3日間の売上)は136.4万部を記録してそれを上回っており、初版発行部数の日本出版記録を更新した57巻の初動週間売上(実質4日間の売上)は169.1万部を記録してさらにそれを上回っている。この57巻は、登場2週目で31.4万部を売り上げて200万部を突破しており、2週目での200万部突破は56巻の登場6週目を上回って、オリコン「本ランキング」史上最速記録となった。
  • 『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』の大ヒットを受け、2009 年12月21日のオリコン「本ランキング」のコミック部門で、既存56巻が上位200位以内に全巻ランクインする前代未聞の快挙を果たした。これはランキング上位200位の1/4以上を同単行本が占めた事になる。 57巻が発売されたことで、2010年3 月15日のオリコン「本ランキング」のコミック部門で、再び上位200位以内に全巻ランクインしている。
  • 16巻から現在まで初版発行部数200万部以上をキープし続けていることから、「長期連載の作品でありながらここまで売れ行きが衰えないマンガは記憶にない」とまで評されるほど人気である。
  • 日本のメディア芸術100選マンガ部門に選出された。
  • ジャンプ本誌では、連載1話目からアンケート1位を獲り、35周年記念・40周年記念・2000号突破記念号時には巻頭カラーを飾った。そして、2008年に発売された『週刊少年ジャンプ』を全て並べると、春夏秋冬4パターンの"ひとつなぎ"の絵になる年間背表紙にもなった(『ジャンプ』史上初)。2009年53 号 - 02号の3号連続表紙&巻頭カラーも『ジャンプ』史上初である。
  • MYDIRECTORYが19歳以下 - 60歳以上の男女80,728人からアンケートを採った「好きな漫画は?」では、男性部門1位、女性部門2位、総合1位となり、オリコンが調査した「10 代に聞いた"ハマった漫画"」でも、男性部門1位、女性部門1位、総合1位となった。
  • ネットリサーチDIMSDRIVEが全国の老若男女6,399人からアンケートを採った「あなたがこれまでに読んだ漫画本(コミック)の中で、『泣ける漫画』は何ですか?」では、男性部門1位、女性部門1位、総合1位に輝き、オリコンでも「今までで最も感動した漫画は?」というアンケートを実施したところ、男性部門1位、女性部門1位、総合1位に輝いた。
  • 週刊プレイボーイ増刊『漫'sプレイボーイ』“男による男のための2000人大アンケート”で1位を獲得した。
  • オリコンの「最も友達になりたいテレビアニメのキャラは?」では、1位の「ドラえもん」に次ぎ、2位に「モンキー・D・ルフィ」、5位に「トニートニー・チョッパー」がランクインした。トップ5に同作から2キャラクターランクインしたのは『ONE PIECE』のみだった。同じくオリコンの「漫画の"名脇役"ランキング」では、2位に「ロロノア・ゾロ」、5位に「トニートニー・チョッパー」がランクインし、こちらもトップ5に同作から2キャラクターランクインしたのは『ONE PIECE』のみとなっている。
  • アニメ版は、東映の制作したアニメ作品の中で最も長く続いている作品となっている。
  • 2002 年第1回東京国際アニメフェア(新世紀東京国際アニメフェア21)において東京アニメアワードのテレビ番組部門優秀作品賞を受賞した。
  • 劇場版『ONE PIECE ねじまき島の冒険』他では、東映まんがまつり・東映アニメフェア歴代最高額となる興行収入30億円を記録した。興行ランキングでは、『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』を抜いて初登場1位に輝いている。2001年年間邦画興行成績ランキングでは第5位となり、昨年の『ONE PIECE』に引き続き、2年連続で年間邦画興行成績ランキングトップ5 入りを果たした。
  • 『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』が、2009年第32回日本アカデミー賞において優秀アニメーション作品賞を受賞した(『ジャンプ』作品初受賞)。
  • 劇場版第10作目を記念して、映画ストーリー・コスチューム&クリーチャーデザイン・製作総指揮を原作者尾田栄一郎が務め、2009年12月12日に全国188館で公開された『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は、前売り券販売枚数36万3532枚&初日興行収入5億5300万円の東映史上最高記録を樹立した。初動(公開2日間)興行収入は10億3800万円を突破、さらに、スクリーンアベレージ552万円の日本記録を樹立し、『崖の上のポニョ』や『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を超える大ヒットスタートとなった。東映史上最速の公開8日間で興行収入20億円を突破し、興行ランキング2週連続1位となった。また、公開24日間で観客動員数300万人突破、公開29日間で興行収入40億円突破も東映史上最速記録となっている。雑誌「ぴあ」調査による満足度は、劇場版シリーズとしては最高得点となる91.9点をマークし、2009年12月12日公開映画の満足度ランキングでトップに輝いた。東映調査による満足度では98.9%を記録している。この大ヒットは、東映の株価に影響を及ぼしたり、公開前日の時点で事前予約可能な全国12館の劇場で公開初日の全上映回・全席が完売したり、公開当日は全国188館中103館が初日全上映回・全席満席となって劇場側がパニックに陥るほどの混雑と行列を各地で引き起こし(東京・ヒューマントラストシネマ渋谷では約2,000人の行列が並ぶ。熊本・TOHOシネマズではオープン史上最高動員記録で入場制限される。)、その様子がTV番組で報道されるなどの社会現象を巻き起こした。
  • TSUTAYA onlineが行った「子供に観せたいアニメ映画ランキング」で、『ONE PIECE』の劇場版シリーズが7位にランクインした。
  • ゲームソフト『From TV animation ONE PIECE グランドバトル!2』(プレイステーション)は、初動24.7万本を記録し、週間ランキング初登場1位に輝いた。最終的には54.5万本を売り上げ、『ポケットモンスターシリーズ』・『マリオシリーズ』の新作と重なった2002年年間ゲームソフト販売本数ランキングでTOP10入りを果たした。グランドバトルシリーズの累計売り上げは3作品で120万本を超える。
  • アニメの歴代オープニング/エンディング楽曲の中から28曲を収録したベストアルバム『ONE PIECE SUPER BEST』が、2008年第 22回日本ゴールドディスク大賞においてアニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
  • 2010 年3月29日のオリコン「週間アルバムランキング」で、放送10周年記念コレクションアルバム『ONE PIECE MEMORIAL BEST』が8万2000枚を売り上げ初登場第1位となり、発売2週目で売り上げ20万枚を突破した。
  • 人気は海外にも飛び火し、25カ国以上で漫画の出版がされ、28カ国以上でアニメが放送されている。アジア・ヨーロッパでの人気が特に高い。
  • 中国インターネット最大のポータルサイト騰訊(テンセント)のアニメ・漫画チャンネルで「中国の若い世代、必読の漫画」として日本の漫画を中心に 10タイトルが紹介され、『ONE PIECE』は第1位で紹介された。
  • ヨーロッパにおける日本漫画の年間累計販売数ランキングで第2位となった[要出典]。
  • 世界最大の書籍見本市」と称されるドイツのフランクフルト・ブックフェアにおいてSondermann漫画賞Manga/Manhwa international部門を2005年・2008年・2009年の 3回受賞した。
  • イタリアのバレーボールチーム『Pallavolo Modena』のリベロが着るユニフォームのデザインに採用された。
  • アメリカのホームメディアマガジンが主催する第5回TVDVDアワードの海外作品部門にノミネートされた。ちなみにノミネートされたのはわずか4 作品だけである。