『ONE PIECE THE MOVIE エピソードオブチョッパー+冬に咲く、奇跡の桜』が、2009年第32回日本アカデミー賞において優秀アニメーション作品賞を受賞した(『ジャンプ』作品初受賞)。
劇場版第10作目を記念して、映画ストーリー・コスチューム&クリーチャーデザイン・製作総指揮を原作者尾田栄一郎が務め、2009年12月12日に全国188館で公開された『ONE PIECE FILM STRONG WORLD』は、前売り券販売枚数36万3532枚&初日興行収入5億5300万円の東映史上最高記録を樹立した。初動(公開2日間)興行収入は10億3800万円を突破、さらに、スクリーンアベレージ552万円の日本記録を樹立し、『崖の上のポニョ』や『ハリー・ポッターと謎のプリンス』を超える大ヒットスタートとなった。東映史上最速の公開8日間で興行収入20億円を突破し、興行ランキング2週連続1位となった。また、公開24日間で観客動員数300万人突破、公開29日間で興行収入40億円突破も東映史上最速記録となっている。雑誌「ぴあ」調査による満足度は、劇場版シリーズとしては最高得点となる91.9点をマークし、2009年12月12日公開映画の満足度ランキングでトップに輝いた。東映調査による満足度では98.9%を記録している。この大ヒットは、東映の株価に影響を及ぼしたり、公開前日の時点で事前予約可能な全国12館の劇場で公開初日の全上映回・全席が完売したり、公開当日は全国188館中103館が初日全上映回・全席満席となって劇場側がパニックに陥るほどの混雑と行列を各地で引き起こし(東京・ヒューマントラストシネマ渋谷では約2,000人の行列が並ぶ。熊本・TOHOシネマズではオープン史上最高動員記録で入場制限される。)、その様子がTV番組で報道されるなどの社会現象を巻き起こした。
ゲームソフト『From TV animation ONE PIECE グランドバトル!2』(プレイステーション)は、初動24.7万本を記録し、週間ランキング初登場1位に輝いた。最終的には54.5万本を売り上げ、『ポケットモンスターシリーズ』・『マリオシリーズ』の新作と重なった2002年年間ゲームソフト販売本数ランキングでTOP10入りを果たした。グランドバトルシリーズの累計売り上げは3作品で120万本を超える。
アニメの歴代オープニング/エンディング楽曲の中から28曲を収録したベストアルバム『ONE PIECE SUPER BEST』が、2008年第 22回日本ゴールドディスク大賞においてアニメーション・アルバム・オブ・ザ・イヤーを受賞した。
2010 年3月29日のオリコン「週間アルバムランキング」で、放送10周年記念コレクションアルバム『ONE PIECE MEMORIAL BEST』が8万2000枚を売り上げ初登場第1位となり、発売2週目で売り上げ20万枚を突破した。